サロメ パリオペラ バスティーユ

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MAY 2021 Next

サロメ

 

作曲:リヒャルト・シュトラウス

台本:ヘートヴィヒ・ラハマン

 

あらすじ

紀元30年ごろ、ガリラヤ湖に面したヘロデの宮殿の大テラス。シリア人の衛兵隊長ナラボートは、宮殿で開かれている宴を覗き見し、サロメの美しさに心を奪われるものの、ナラボートをひそかに慕うヘロディアスの小姓にたしなめられる。そこへ救世主の到来を告げる重々しい声。兵士たちによればそれは地下の空の古井戸に幽閉されている預言者ヨカナーンの声だとのこと。

そこへサロメが現れる。彼女は義父であるヘロデが自分に投げかける、情欲むき出しの視線に耐えかね、宴席を抜け出してきたのだったが、聞こえてくる声に興味を示し、ナラボートが自分に好意を抱いていることにつけこんで、ヨカナーンをここへ連れて来いという。兵士たちはヨカナーンに接触することを禁じられていたため、はじめはそれに応じないが、サロメはナラボートに媚を売り、古井戸から連れ出させる。現れたヨカナーンに圧倒されるサロメ。ヨカナーンは彼女には見向きもせず、サロメの母ヘロディアスの淫行を非難するが、サロメはなおも彼に近付こうとする。憧れのサロメの、あまりに軽薄な態度に落胆したナラボートは自決を遂げてしまう。ヨカナーンはサロメをたしなめつつ自ら古井戸に戻る。

やがてサロメを探してヘロデがヘロディアスや家臣たちとともに姿を現す。彼らはナラボートの死体から流れ出た血で足を滑らせたため、ヘロデはナラボートが自決したことを知る。不気味な前兆におびえながらも、ヘロデはサロメを自分の側に呼び寄せ、関心を惹くべく酒や果物を勧めるが、サロメはまったく興味を示さず、ヘロディアスも娘を王に近づけまいとする。

そこへヘロデ夫妻の行状を非難するヨカナーンの声。ヘロディアスは激怒し、彼を黙らせるか、ユダヤ人たちに引き渡してしまえ、と叫び、ユダヤ人とナザレ人たちは言い争いを始める。ヨカナーンの声はなおも響いてくるので、心を乱されたヘロデは気分直しにサロメに舞を所望する。サロメははじめはそれに応じようとしないが、ヘロデが褒美は何でもほしいものを与える、と持ちかけたため、サロメは裸身に7枚の薄いヴェールを身につけて踊り始める。官能的な舞が進むにつれ、ヴェールを一枚ずつ脱ぎ捨ててゆくサロメ。ヘロデは強く興奮し、やがて舞を終えたサロメに何が欲しいかと尋ねる。

サロメの答えは銀の大皿に載せたヨカナーンの生首。さすがに狼狽したヘロデは代わりのものとして宝石や白いクジャク、果ては自分の所領の半分ではどうか、と提案するものの、サロメは頑として合意しない。ヘロデはとうとう根負けし、ヘロディアスが彼の指から死の指輪を抜き取って首切り役人に渡す。役人は古井戸の中へ入ってゆき、サロメはその近くで耳を澄ましている。不気味な静寂だけが続き、サロメが苛立ちを募らせていると、騒々しい大音響が響き、首切り役人が銀の大皿に乗せたヨカナーンの生首を持って現れる。サロメは狂喜してそれを掴むと、お前は私にくちづけさせてはくれなかった、だから今こうして私が、と長いモノローグを歌った後、恍惚としてヨカナーンの生首にくちづけする。そのさまに慄然としたヘロデはサロメを殺せと兵士たちに命じ、サロメは彼らの楯に押しつぶされて死ぬ。

プログラムとキャスト

<スタッフ・キャスト>

 

指揮:Mark Wigglesworth

演出:Lydia Steier

舞台装置&ビデオ:Momme Hinrichs

衣装:Andy Besuch

照明:Olaf Freese

脚色:Maurice Lenhard

 

ヘロデ:Gerhard Siegel

ヘロディアス:Ekaterina Gubanova

サロメ:Lise Davidsen

ヨカナーン:Johan Reuter

ナラボート:Pavol Breslik

ヘロディアスの小姓:Katharina Magiera

ユダヤ人その1:Matthäus Schmidlechner

ユダヤ人その2:Éric Huchet

ユダヤ人その3:Maciej Kwaśnikowski

ユダヤ人その4:Nicholas Jones

ユダヤ人その5:Florent Mbia

ナザレ人その1:Luke Stoker

ナザレ人その2:Yiorgo Ioannou

カッパドキア人:Alejandro Baliñas Vieites

奴隷:Ilanah Lobel-Torres

 

*出演者等は変更となる可能性があります*

フォトギャラリー
Agathe Poupeney / OnP
© Agathe Poupeney / OnP
Jasmin Sander
© Agathe Poupeney / OnP

パリオペラ・バスティーユ

RM Europa Ticket GmbH は、パリ国立オペラの公式認定再販業者です。

 

代理店番号: 4848428

 

オペラバスティーユ

超近代的劇場
オペラ·バスティーユは、47ヶ国1700人の建築家からの応募があり、国際的なコンペティションの後1983年11月に選ばれたウルグアイ系カナダ人の建築家カルロス·オットの設計を採用し同年より着工した。劇場は7月13日1989年に発足し、1990年3月17日、ベルリオーズのオペラ「トロイアの人々」によりこけら落としが行われた。

ガラス張りの外観、近代的な建築で内装は地上7階地下6階建て。座席数は2703。舞台装置もコンピューター制御となっており、外観、設備共に現代建築の粋を集めたものとなっている。


舞台施設

オーケストラピット:移動、取り外し、調整、カバー可

中央舞台:最大130人収容可能。高さ45m、幅30m、深さ25m。世界最大の9面舞台、遮音壁で区切ることにより、上演中でも他の演目のリハーサルができる。

 

建物

床面積:22,000㎡

占有面積:160,000㎡

高さ:80m(地下30メートル含む)

 

ホール

大ホール

床面積:1,200㎡

寸法:高さ 20m, 深さ 32m・幅 40m

座席数:2703

材質:青花崗岩(ブルターニュ)、梨木(中国)、ガラス屋根

 

Amphi劇場

面積:700㎡

深さ:21,4m

座席数:450

材質:白角樂岩(ヴェローナ)、スタッフセイィングにの屋根

 

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