アルチーナ

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魔女アルチーナが魔法の島で男たちを誘惑する物語が、ヘンデルの最も有名な作品の一つであるこのオペラのコンサート版で蘇ります。今シーズンは、バロック音楽の専門グループ「イル・ポモ・ドーロ」と共に、フランチェスコ・コルティの指揮で演奏されます。

全3幕のオペラ

音楽:ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル (1685-1759)

ルドヴィコ・アリオストの『狂乱のオルランド』の第6歌と第7歌に基づき、リッカルド・ブロスキの『アルチーナの島』の台本をもとにした無名の台本。

1735年4月16日、ロンドンのコヴェント・ガーデンで初演

テアトロ・レアルでは2015年10月27日に初演

コンサート版

 

あらすじ

第1幕

ブラダマンテとメリッソはルッジェーロを救出するためにアルチーナの島にたどり着く。ブラダマンテは戦士の男に変装し、弟のリッチャルドの名を名乗っている。彼らはモルガナに導かれてアルチーナの魔法の宮殿を訪れる。宮殿では合唱とともにバレエが踊られている。ブラダマンテは遭難したので嵐がおさまるまで王国に逗留したいと告げる。

アルチーナのもとにはルッジェーロとオベルトがいる。オベルトはブラダマンテらに父を助けだすのを手伝ってほしいと伝える。一方ルッジェーロはアルチーナに魅了されて正気を失っており、本来の婚約者であるブラダマンテの言葉にも耳を貸さない。

モルガナがリッチャルド(男装したブラダマンテ)に心変わりしたために恋人のオロンテは怒る。計略を思いついたオロンテは、アルチーナがリッチャルドに浮気しているとルッジェーロに告げ、用済みのルッジェーロは岩や獣に変えられるだろうという。嫉妬に燃えるルッジェーロをなだめるためにアルチーナはリッチャルドを獣に変えようとするが、モルガナがブラダマンテに危険を告げに来る。ブラダマンテはモルガナを愛しているふりをする(モルガナのアリア「Tornami a vagheggiar」)。

 

第2幕

メリッソがルッジェーロのかつての師であるアトランテに化け、魔法の指輪をルッジェーロにはめさせると、アルチーナの宮殿は荒涼とした場所に変わり、ルッジェーロは正気にかえる。ルッジェーロがリッチャルドに謝罪すると、リッチャルドは自分がブラダマンテ本人であることを明かす。

メリッソの忠告に従ってルッジェーロはまだアルチーナを愛しているふりを続け、狩りに出る許可を得る。しかし、実は狩りを口実にして逃げようとしていることをオロンテから知らされたアルチーナは怒る(Ah! mio cor)。ルッジェーロとブラダマンテの会話を隠れて聞いていたモルガナも騙されたと知って怒る(ルッジェーロの有名なアリア「緑の木々よ」(Verdi prati)はここで歌われる)。

騙されたと知ったアルチーナは魔法で精霊たちを召喚してルッジェーロを引き止めようとするが、(ルッジェーロの指輪によって)力を失ってしまい、何も起こらない(Ombre pallide)。アルチーナが去った後、精霊たちのバレエによって幕が降りる。

 

第3幕

モルガナはオロンテとのよりを戻そうとする。オロンテは今もモルガナを愛しているが、冷淡なふりをする。

ルッジェーロはアルチーナと出会うが、決然として自分には妻がいてもうアルチーナを愛していないことを告げて去る。

一行は怪物たちに襲われるが、ルッジェーロが立ちむかう(Sta nell'Ircana)。アルチーナは島を守る兵士や怪物がルッジェーロに倒されたことをオロンテから聞いて絶望する(Mi restano le lagrime)。アルチーナはライオンに変えられたオベルトの父をオベルト自身に殺させようとするが、オベルトはそれが父であることを見ぬく。

ルッジェーロらの一行はアルチーナの宮殿に戻る(三重唱「Non è amor, né gelosia」)。魔力の元である壺をルッジェーロが壊すと、獣などに変えられていた人々はもとの姿にかえる。彼らの合唱とバレエによって幕を閉じる。

プログラムとキャスト

芸術チーム

音楽監督: フランチェスコ・コルティ

 

キャスト

アルチーナ: エルザ・ドレイジグ

モルガーナ: サンドリーヌ・ピオ

ルッジェーロ: ジュリエット・メイ

ブラダマンテ: ジャスミン・ホワイト

メリッソ: アレックス・ローゼン

オロンテ: ステファン・スボンニク

オベルト: ブルーノ・デ・サ

イル・ポモ・ドーロ

テアトロ・レアル

テアトロレアルはスペインを代表するオペラハウスです。それは音楽と舞台芸術の分野で国のトップ機関であると考えられています。


Teatro Real Foundationは、スペイン王と女王が議長を務めています。それは、その創設に参加した2つの行政、すなわち文部科学省とマドリッド市(マドリッドの地方政府)に依存しています。財団は31人の評議員会によって統治されています。評議員会は、文部科学省の提案に従って、理事長および執行委員会を選出する。財団は公共団体であり、その統治と後援において市民社会が果たす重要な役割があります。


テアトロリアルの目的は、世界中から最も才能のある歌手、指揮者および舞台監督のための開催地を創設することです。その芸術的使命は、すべての年齢と興味の聴衆に訴えるために古典的と現代の叙情詩的なレパートリーを組み合わせることによって卓越性を追求するプログラミングで表現されます。若い人たちや子供たちをオペラに紹介することは特に重要です。これらすべてと、プリンシパルコーラスおよびテアトロレアルのオーケストラと共に、世界中のステージで最も最新の技術的専門知識と多数のインハウスプロダクションがスペイン国内および海外でテアトロレアルをしっかりと位置づけています。

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