ヘンゼルとグレーテル
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ヘンゼルとグレーテル - エンゲルベルト・フンパーディンク
3幕の童話劇
アーデルハイト・ヴェッテの詩による
ドイツ語で上演、ドイツ語と英語の字幕付き
初演:2006年12月9日
あらすじ
第1幕
貧しいほうき職人の夫婦ペーターとゲルトルート、2人の子供のヘンゼルとグレーテルが住んでいた。ある日、留守番をしていた兄妹が言いつけられた仕事に飽き、遊んでいるところにゲルトルートが帰宅する。子供たちが仕事もせずに遊んでいることに腹を立てたゲルトルートは、ヘンゼルにお仕置きをしようとして、ミルクの入ったつぼを割ってしまう。唯一の食料がなくなり困ったゲルトルートは、子供たちを森へいちごを摘みに行かせる。
ペーターが食料をたくさん持って、陽気に歌いながら帰宅し、ゲルトルートは機嫌を直す。しかし、子供たちが森へ行ったことを知ったペーターが、森にはお菓子の魔女が住んでいて子供を捕まえて食べてしまうと語り、2人は森へ子供たちを捜しに行く。
第2幕
森の奥で兄妹は道に迷って帰れなくなり、日が暮れかかる。眠りの精が2人を眠らせてしまう。
第3幕
露の精のおかげで兄妹が目を覚ますと、魔女が魔法で作ったお菓子の家が現れる。家の中から出てきた魔女に2人は捕まり、食べられそうになるが、機転を利かせて逆に魔女を退治する。すると魔法により閉じ込められていた他の子供たちも助け出され、兄妹は両親と再会する。
プログラムとキャスト
ヘンゼル: ニコール・チルカ (2024年12月10日、13日、22日、26日)、ヴァレリー・アイクホフ(2024年12月22日、26日)
グレーテル: クリスティーナ・ガンシュ (2024年12月10日、13日、22日、26日)、アンドレア・キャロル(2024年12月22日、26日)
ペーター(父): マルクス・マルクヴァルト(2024年12月10日、13日、22日、26日)、オレクサンドル・プシュニャク(2024年12月22日、26日)
ゲルトルート(母): クリスタ・マイヤー
お菓子の魔女: エヴェリン・ヘルリツィウス
砂の精: 朝露の精: ソフィア・サヴェンコ
音楽監督: ジョン・フィオーレ
演出: カタリーナ・タルバッハ
舞台と衣装: エツィオ・トッフォルッティ
照明: ヤン・ゼーガー
振付: エリカ・トリヴェット
児童合唱団指導: クラウディア・セバスティアン=ベルトシュ
ドラマトゥルギー: ハンス=ゲオルグ・ヴェグナー
ゼンパーオーパー・ドレスデン児童合唱団
ザクセン州立管弦楽団
パルッカ・ドレスデン舞踊大学のダンサーたち
ゼンパー・オーパー
ゼンパー・オーパーはドイツ・ザクセン州の州都ドレスデンにある州立歌劇場です。
専属のオーケストラ、シュターツカペレ・ドレスデンはデンマーク王立管弦楽団に次ぐ世界最古のオーケストラと言われています。建築家ゴットフリート・ゼンパーにより設計され、1841年4月13日カールマリア・フォン・ウェーバーの作品によって開館。1843年から1849年までは作曲家のリヒャルト・ワーグナーが指揮を務めており、「タンホイザー」「さまよえるオランダ人」の初演を行っています。
1869年、劇場は火災で焼失し、ゼンパーが改めて基本設計を行い、再建開始され、1878年完成します。
第二次世界大戦末1945年英米軍のドレスデン爆撃により瓦礫の山となりますが、1977年復興が始まり、1985年に完成し、現在の建物となります。
戦後、東ドイツ時代は国立の歌劇場でドレスデン国立歌劇場と呼ばれていたが、1990年ドイツ再統一に伴い、州立の歌劇場となります。