ミラベル宮殿のモーツァルト
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ザルツブルク宮殿コンサート
伝統と卓越した技が出会う場所
ミラベル宮殿のコンサートでは、洗練された構成と多彩な編成、そして生き生きとした本格的な演奏による高水準のプログラムをご堪能いただけます。ザルツブルクで、これほどまでに濃密で雰囲気のある、アーティストとの距離が近いクラシック・コンサートを体験できる機会は滅多にありません。ミラベル宮殿のバロック様式の大理石ホールは、ザルツブルク、そして世界で最も美しく歴史的に重要なコンサートホールの一つとされています。かつてはモーツァルト一家が、ザルツブルクの大司教のためにここで演奏していました。現在では、モーツァルトの精神とザルツブルクの音楽的伝統を受け継ぐソリストやアンサンブルが、大理石ホールでその技と芸術性を披露しています。
- 開場:コンサート開始約30分前(開始後の入場不可)
- 所要時間:約90~100分(途中休憩あり。飲み物は開演前にも提供)
- ドレスコード:スマートカジュアル
- 安全上の理由から、大きなカバンやリュックはクロークにお預けください
- 車椅子でお越しの方へ:大理石ホールはミラベル宮殿の1階にあります(エレベーターあり)
ディナー&コンサート
美食とクラシック音楽の特別な融合をお楽しみください
有名な大理石ホールを擁するミラベル宮殿と、シェラトン・グランド・ザルツブルクのレストランは、美しいミラベル庭園を挟んで向かい合う位置にあります。この2つの場所を、文化と美食の融合としてつなぐことは、ごく自然な流れです。18時からは、シェラトンの高品質な3コースディナーをご堪能いただき、20時からは、すぐ近くのミラベル宮殿でクラシック・コンサートをお楽しみいただけます。コンサート会場までは、ミラベル庭園をのんびり散策しながらストレスなく移動できます。「ディナー&コンサート」のお客様には、大理石ホール内の最上位カテゴリーの席が確実に確保されています。
ディナーメニュー
前菜
キャラメリゼした山羊のチーズ、リンゴと赤スグリのチャツネ、カラマタオリーブ添え
メインディッシュ
ローストチキン(トウモロコシ飼育) 胡蘿蔔のバリエーションとローズマリーポテト添え
または
トマトリゾットにのせたスズキのソテー
または
バルグールとハーブの煮込みナス
デザート
グラス仕立てのアップルシュトゥルーデル(グラニースミスのソルベ、シナモンとラムのエスプーマ、キャラメルパイ生地)
美食と芸術のひととき
18時 — シェラトン・グランド・ザルツブルクでディナー
20時 — コンサート
シェラトン・グランド・ザルツブルクからミラベル宮殿までは徒歩2〜3分です。コンサートの後は、ホテルのバーにて深夜まで軽食や豊富なドリンク、カクテルをご用意しております。
プログラムとキャスト
アリオダンテ・アンサンブル
アルバ・ジョラッチ・ロカ、ピアノ
プログラム
モーツァルト:セレナード ト長調 KV 525 小さな夜の音楽
モーツァルト:ピアノ協奏曲 変ホ長調 KV 271 ジェナミ(編曲 I. ラフナー)
モーツァルト:歌劇ドン・ジョヴァンニ 序曲 KV 527
(プログラムは変更される場合があります)
ミラベル宮殿と庭園
ミラベル宮殿は大司教ヴォルフ・ディートリヒが彼の愛人サロメ・アルトの為に建て、当初は彼女の名にちなんで「アルテナウ宮殿」という名称で1606年に建てられました。
ヴォルフ・ディートリヒの死後、彼のホーエネムスの後継人、マルクス・シッティクスにより「ミラベル」と改名されました。
ミラベル宮殿:貴重な宝石
大司教フランツ・アントン・フォン・ハッラッハは1721年から1727年にかけてミラベル宮殿を有名なバロック建築家ルカス・フォン・ヒルデブラントに大々的に改装させ、閉鎖されていた建物と合体させました。
1818年4月30日における市内の大火災により、中でもヨハン・ミヒャエル・ロットマイヤーとガエターノ・ファンティのフレスコ画を始め、城内は大きな損害を受けましたが幸い、城内の大理石階段及び大理石の間は無傷で残りました。
ウィーンの建築学校長ペーター・ドゥ・ノブレが現在の形に建て替え、豪華な窓枠や柱頭や漆喰作品は過去の栄光となり、ルカス・フォン・ヒルデブラントの階段スペースがミラベル宮殿における最も高価なものとなりました。
ニッチ彫刻で有名なゲオルク・ラファエルドナーの多様な欄干とヨーロッパ・バロック様式の美しい作品の間で優雅な天使があたかも気取ってでもいるようです。
ミラベル庭園
有名なミラベル庭園は大司教ヨハン・エルンスト・フォン・トゥーンがヨハン・ベルンハルト・フィッシャー・フォン・エアラッハの設計の下1690年に改装し、1730年にはザルツブルクの建築家フランツ・アントン・ダンライターが根本的に改装したものです。
カスパー・グラス作ペガサスの泉(インスブルク)は1913年に据え付けられました。
春の泉の周りの4つの銅像はオッタヴィオ・モスト作、火・空気・土・水の4要素を表しています。
ミラベル庭園の西側には1704年から1718 年にかけて建てられた野外舞台は北アルプス地方ではでは最古のヘッケン劇場のうちの一つです。小人の像は大司教ハッラッハのフレンつ・アントンの時代のものです。
1854年にはミラベル庭園は皇帝フランツ・ヨーゼフにより、一般公開され、今日まで「庭園建築の宝石」として、人気の写真スポットです。