ラ・バジャデラ

1921年にエメリッヒ・カルマンによって作曲されたこのオペレッタは、異国情緒あふれるインド風の雰囲気でウィーンを文字通り魅了し、大成功を収めました。
ラ・バジャデラ のリブレットは、感傷的な筋書きに基づき、いつものようにパリを舞台としています。物語は、王位に就くために結婚を強いられるインドの王子ラジャミの話です。花嫁を探す彼はフランスの首都にたどり着き、オペレッタのディーヴァ オデット・ダリモンド に出会います。彼女こそ彼のための女性となるのです。
合唱、ロマンス、舞踏のモチーフ、コミカルな二重唱を生き生きと彩る軽快な作曲の流れは、とても心地よく、色彩豊かで、独創性、活気、変化に富んでいると同時に、感情豊かで優雅な形式を保ち、豊かな編成と壮大な結末によって支えられており、聴く者を魅了せずにはおきません。
さらに、初演から フォックストロット や シミー などの新しいモチーフが登場し、オペレッタのワルツに代わって広く人気を博すことが確実でした。

プログラムとキャスト

上演時間：2時間15分（休憩含む）

2幕のオペレッタ エンメリッヒ・カルマン 作

演出：アレッサンドロ・ブラケットティ

出演：アレッサンドロ・ブラケットティ、シルビア・フェリセッティ、アントニオ・コラモレア、フルヴィオ・マッサ、フランチェスコ・メイ、シモーネ・マストリア、シルビア・カプリーニ

Corpo di Ballo Novecento
振付：サルヴァトーレ・ロリット
オーケストラ “Cantieri d’Arte”、指揮：ステファノ・ジャローリ

舞台・衣装：アルテミオ・カバッシ、制作：ArteScenica レッジョ・エミリア

制作：Teatro Musica Novecento