Camerata Salzburg, Kopatchinskaja

チケットを購入する
PreviousNOV 2027

プログラムとキャスト

アーティスト
アブラハム・クペイロ:カーニュクス
ラニ・トラン=ドゥック:装飾
タベア・ロートフクス、ルート・シュトーファー:映像
マルクス・ギューデル:照明/テクニカルディレクター
カタリナ・ペローシ:サウンド
カメラータ・ザルツブルク
パトリツィア・コパチンスカヤ:指揮/コンセプト/ヴァイオリン

 

プログラム
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:
交響曲第6番 ヘ長調 op.68「田園」より

Allegro ma non troppo

Andante molto moto

Allegro

Allegro

交響曲第3番 変ホ長調 op.55「英雄」より
2. Marcia funebre:Adagio assai

ロベルト・シューマン:
《ゲスター・ファリエーション》より主題
ヴァイオリン協奏曲 ニ短調より
2. Langsam

ドミートリイ・ショスタコーヴィチ:
ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 op.77 より
3. パッサカリア:Andante
(パトリツィア・コパチンスカヤによる編曲)

ルイジ・ノーノ:
《Ricorda cosa ti hanno fatto in Auschwitz》より抜粋(テープ音響)

アブラハム・クペイロ:
Cornu de Pompeii
(即興)

モーツァルトの家

モーツァルトのための劇場、旧ザルツブルク祝祭小劇場はオーストリアのザルツブルクにある劇場。2006年モーツァルト生誕250年を記念して「モーツァルトのための劇場」と改称された。なお日本では モーツァルトの家 とも呼ばれる。1960年に完成した隣接する祝祭大劇場とともに、ザルツブルク音楽祭の主会場である。

 

1924年ザルツブルクの建築家エドワルト・ヒュッターにより、ザルツブルク宮廷の旧厩舎が改築され、最初の 祝祭劇場を使用したフーゴ・フォン・ホーフマンスタールの神秘劇が、マックス・ラインハルトの演出で開催された。翌1925年には、すでにクレメンス・ホルツマイスターによる改修が行われ、現在まで続く祝祭劇場の重要な利用目的、つまりドーム広場で開催される「イェーダーマン」が雨天の場合の上演場所が確保された。同年、祝祭劇場でブルーノ・ワルター、カール・ムック、フランツ・シャルクの指揮による3回のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の公演が行われた。祝祭劇場でのはじめてのオペラ公演は、1927年ベートーヴェンの没後100周年にちなみ、フランツ・シャルク指揮、ウィーン国立歌劇場の出演で「フィデリオ」が上演された。1936年の改修記念として、再び「フィデリオ」がトスカニーニの指揮で上演された。ちなみに両方の公演ともロッテ・レーマンがタイトル・ロール(レオノーレ)を歌った。1939年の改修記念として、カール・ベームの指揮によるリヒャルト・シュトラウスの「ばらの騎士」が上演された。

1960年祝祭大劇場の完成とともに、これまでの祝祭劇場は「祝祭小劇場」と改称され、モーツァルトの「コジ・ファン・トゥッテ」やリヒャルト・シュトラウスの「ナクソス島のアリアドネ」などの比較的小規模のオペラの舞台となった。1963年の改修記念として、ロリン・マゼールの指揮によるモーツァルトの「フィガロの結婚」が上演された。この時点でのホールの規模は1,324の座席と60の立ち見席である。

2006年ルクセンブルクの建築家フランソワ・ヴァレンティニにより最も新しい改修が行われ、これまで長年の課題であった、フェルゼンライトシューレと祝祭小劇場の同時使用が可能になった。(従来までは同じロビーを利用していた。)改修記念公演としてニコラウス・アーノンクールの指揮による「フィガロの結婚」が上演された。またモーツァルト生誕250年を記念して、「祝祭小劇場」は「モーツァルトのための劇場」(と改称された。客席は拡張され、現在の座席数は1,495席、立ち見席85である。

なお日本では『モーツァルトの家」とも呼称されるが、「モーツァルトの生家」あるいは「モーツァルトの住居」と紛らわしいため、より的確な名称が望まれる。NHKでは『モーツァルト劇場』と呼んでいる。

類似したイベント