羊飼いの王様
MAY 2025 | ||||||
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羊飼いの王様 - Il re pastore
音楽 - ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
二幕のメロドラマ、K 208
リブレット:ピエトロ・メタスタージオ
あらすじ
第1幕
シドンの町に近い広々とした野原
シドンの王位継承者であるアミンタは、父親の死後、羊飼いとなり、羊飼いの娘・エリーザと恋に堕ちる。ふたりは、政権がマケドニア国王・アレッサンドロ大王に変わったが、自分たちには関係なく、ささやかで愛のある生活に満足していると語る。
しかし、アレッサンドロがシドンを攻略したのはストラトンの暴政から解放するためであり、アミンタが新しい王に相応しいと彼に話しかけるが、アミンタはいまの生活に満足していると断る。
実はエリーザはアレッサンドロに追放されたストラトンの娘・タミーリを匿っており、彼女は自分の恋人アジェーノレがアレッサンドロの臣下になったことを怒るが、アジェーノレは変らぬ愛を訴える。
アミンタの元にアレッサンドロを伴ったアジェーノレが現れ、ストラトンに追放された王は息子アブダロニュモスをアジェーノレの父親に託し、老羊飼アルチェーオが父親がわりに彼を育てたということを説明し、彼こそが正統な王位継承者だと言う。アミンタは突然の知らせに驚き、祝福するエリーザに愛は変らないと言う。
第2幕
第1場 アレッサンドロ大王の陣地
羊飼いの娘エリーザがアミンタに会いに来るが、アジェーノレに止められ失望して帰って行く。そこにアミンタが現れてエリーザの後を追おうとするが、やはりアジェーノレに止められてしまう。
アレッサンドロ大王はアミンタに羊飼いではなく王の衣装を着けるように命じる。そして、アジェーノレからタミーリが生きていることを告げられると、アレッサンドロ大王はタミーリとアミンタを結婚させて二つの王家を統合しようと言い出す。アジェーノレはタミーリとの結婚を願い出る機会を失ってしまう。
第2場 大きな洞穴
王位とエリーザの二者択一に悩んでいるアミンタは、決心を固めてアレッサンドロ大王のもとに行く。その後、羊飼いの娘エリーザが現れ、アジェーノレからアミンタとタミーリの結婚の噂が本当であると知らされるので涙ながらに去って行く。さらにタミーリがやってきて、アジェーノレが王国のために自分を棄てたことを責める。
第3場 シドンのヘラクレス宮殿の外庭
タミーリがアレッサンドロ大王に、不遇の身のときにも自分を愛してくれたアジェーノレと別れて王妃となることはできないと訴える。羊飼いの娘エリーザも現れて、アミンタを奪わないで下さいと懇願する。
そこにアミンタが現れて、王位をアレッサンドロ大王に帰すので王国はタミーリに与えて下さい、自分はエリーザと羊飼いをして暮らしますと願い出る。彼らの愛に心を打たれたアレッサンドロ大王は、アミンタとエリーザの結婚を許してシドンを二人に与える。さらにタミーリとアジェーノレには別の王国を与えることを約束する。一同はアレッサンドロ大王を賛美する。
プログラムとキャスト
指揮者: マンリオ・ベンツィ
演出家: チェチリア・リゴリオ
セットデザイナー: グレゴリオ・ズルラ
衣装デザイナー: ヴェラ・ピエランソーニ・ジュア
照明: ファビオ・ベレッティン
アレッサンドロ、マケドニアの王: フアン・フランシスコ・ガテッリ
アミンタ: ミリアム・アルバーノ
エリザ: フランチェスカ・ピア・ヴィターレ
タミリ: ベネデッタ・トッレ
アジェノーレ: クリスティアン・アダム
ローマ歌劇場オーケストラ
ローマ歌劇場の新制作
国立劇場
ビアアゴスティーノデプレーティスの角にコルソヴィミナーレにあり、現在の劇場ナツィオナーレは、1925年に建てられた映画館·ホール、Supercinemaとして誕生しました。
1990年代の終わりに、Supercinemaローマ評議会に買収し、さらに会場として伊オペラ座ディ·ローマに与えられた。 2006年には、多くの修復の最後は約500人をホストできるようになりまし、会場には現在の外観を与え、達成された。